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小説『人生の花火』について

 一年中、日本全国のどこかで行われている花火大会に出向き、精力的に写真を撮り続けている、花火写真家の金武 武(かねたけ・たけし)さん。その色鮮やかな花火写真の裏には、壮絶とも言える人生の軌跡があった。そして、軌跡がやがて奇蹟へと変貌していく・・・。

 2001年の秋、金武さんのインタビュー・テープを書き起こす機会がありました。その中で半分以上、語られていたのは自身の生い立ち。それは驚愕すべき内容でした。続いて、愛情に満ち溢れた口調で、花火に対する熱い想いと、写真術を話されました。それを聞いて、私は是非とも一度、この人にお会いしたいと思いました。ーー花火は私の頭の中で見事に炸裂したのです。

 そうしてお会いできた時、金武さんの事を小説に書きたいと直接願い出ました。金武さんは、自分にそんな価値があるのかと遠慮されながらも、最後には快諾して頂きました。

 それから十年以上の間、何度もお話を伺いました。物心付いた頃から喘息に悩み、さらには皮膚など体のあちこちに広がっていく極度のアレルギー体質とずっと闘ってきた人生。その中で、友情や恋を育み、また、様々な仕事を通じて多様な人と交わりながら、花火と共に人間として成長していった金武さん。その軌跡を土台にして、人々と花火への溢れる愛に満ちた男の半生を約400ページの小説(セミフィクション)として完成させました。​​​

 *新潮社刊「人生の花火」のホームページ 冨部久志 『人生の花火』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)

  *金武 武さんのホームページ 花火写真家 金武武(金武写真事務所)のホームページへようこそ (gogo.jp)

                                        

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