感想文11
お知らせをいただいてから日が過ぎてしまいましたが、
先日、ネットで作品を求めて、読ませていただきました。
率直に、大したものだなあというのが感想です。
手に取った時には、ずいぶん立派で、長そうで
荷が重い感じがしたのですが、予想に反しました。
まず、文章が大変読みやすく感じました。
通勤時に時代小説を中心に気楽な乱読をしていると、
プロでも初めて読む作家の文章には、多かれ少なかれ
ストレスとを感じることが多いのですが、冨部さんの
作品には全く感じませんでした。
ストーリーは、私の好みに合って、引き込まれました。
青春大河もの、とでもいうのでしょうか、青年が
経験を積んで成長していくストーリーは若い頃から
好きなものの一つです。金武さんが「冨部さんの
人生も織り交ぜたハイブリッド小説」と書いて
おられるので、冨部さんの恋愛経験もどこかに
織り込まれているのでしょうね。
長年、文学に親しまれ、良いテーマに出会われた
故の秀作だと思います。おめでとうございました。
コロナが早く収まって、飲み会も、花火大会も
盛んにできるようになることを祈りたいと思います。