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感想文14

 この小説は、私が存じ上げている金武先生とは多少異なる人物が、描かれているのだろうと予想しつつ読み進めていたものの、作品の中の葉山悠二さんと現実の金武先生の関係に少し混乱していました。


 私はここ数年間の写真家としての先生しか存じ上げませんので、花火写真以外の先生像を葉山さんに投影していたと思います。


 作中の葉山さんは、「私が若いころに知り合っていたら結構馬の合う友達になってたのではないか」と思わせる人物として描かれていました。それゆえに奥さまとの出会いやその後の道程、何年も同じ花火大会に通い続けて作品を作り上げる情熱など、小説として読んでみたい先生の人生もたくさんあります。


 「続・人生の花火」お待ちしております。


閲覧数:38回1件のコメント

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感想文27

このたび、「人生の花火」を拝読し、感動いたしました。 登場人物の心理描写が私にはとてもしっくりくる感じがして、「そうだよな」「なるほど、そう思うよな」という風に、登場人物(悠二)に一つ一つ共感しながら読むことができました。井上靖の作品(しろばんば 等)を読んだ時のように、自分の心にピッタリとくる言葉を次々と提供してくれているような感じを、読みながらずっと受けておりました。 中でも一番印象に残ってい

感想文26

ことのほか厳しい暑さが続いている八月も、もうすぐ終わろうとしています。 過日は長編小説『人生の花火』をお贈り頂きまして、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。とても読み応えがあり、私も悠二達の過ごした頃に引き込まれて行き、そこかしこに冨部さんの執筆への熱い想いが伝わってきて感動いたしました。 私たちの人生・社会も決して順調に、思い通りになるものではありません。背負い切れない艱難が

感想文25

『 人生の花火 』読み終えました。ひさびさの一気読みです。 冨部久志さんの文章がなにより素晴らしい。読ませる! 金武 武さんをモデルとした主人公の「現代的」生き方に最終的に共感し、著者である冨部さんの取材力と真摯な執筆態度にもエールを送りたいです。 青春を描いた本として読みつがれることを期待してます。装幀もいいです。各所にあしらわれた花火の写真も素晴らしい。 PASSAGEbi

1 Comment


Hisashi Tomibe
Hisashi Tomibe
Aug 12, 2021

 川北さん、感想文、ありがとうございました。

 川北さんとは金武さんのセミナーなどでよくお会いしますが、最初に金武さんの写真を見た時、「金武さんはなんて福田式花火写真がうまい人なのだろう」と感心したという話が、思い出すたびに笑ってしまいます。本人なのだから、うまいに決まってますよね。  既に花火写真家として名を鳴らしていた金武さんをよくご存知の川北さんにとっては、葉山悠二という架空の主人公との兼ね合いが微妙だったかもしれませんね。

 ただ、葉山悠二という人柄と馬が合うかもしれないというのは、それなりに感情移入して読んで頂いた結果だと思い、救われた気になりました。

 この小説あとの二十年間を描いた続編ですよね。是非とも書きたいと思っていますので、楽しみにして頂ければと思います。  

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