
撮影:金武 武さん
以前、文学フリマを訪問して、その時のことを書きましたが、今回は、出店者として参加しました。来場者は出店者含めて5,482人、大盛況でした。その中で、私がテーブルの上に並べたのは、自分の小説以外に、石月正広さんの小説、金武武さんの花火写真読本と花火写真のハガキ、そして、自費出版ネットワークのチラシでした。
以前のブログにも書いた石月正広さんとは京都の友人を通して知り合ったのですが、様々なジャンルの小説を書いて来られた現役の小説家であり、その文章力には作品を読むたびに唸っています。今回はその中でも比較的最近書かれた、「月光仮面(がっこうかめん)は誰でしょう」と「神が自殺をえらぶとき」を展示販売致しました。石月さんの作品はアマゾン等でも多数紹介されていますが(Amazon.co.jp : 石月 正広)、与謝蕪村の半生を描いた、私の好きな作品を貼っておきますので、興味のある方は是非ともお読みになってください。
金武 武さんは私の小説のモデルになっている花火写真家であり、私の小説のPRには欠かせない方なので、インパクトのある福田式花火の大きな写真をスーツケースに括り付けて会場に持ち込み、通路側の一番目に付くところに置かせて頂きました。案の定、この写真を目に留めた来場者が立ち止まっているところで声を掛け、私の小説へと誘導してみましたが、それを買って頂くまでには遥かな道のりが待っていました。ちなみに、花火写真のハガキも販売しましたが、一般的な花火写真よりは、特殊な撮影方法である福田式花火写真の方が圧倒的に売れました。

もうひとつ、今回の私のブースを賑わして頂いたのは日本自費出版ネットワークのチラシ。昨年、日本自費出版文化賞の小説部門で入選を果たしたという事でお世話になったのですが、私のように、自費出版をしたあとにホームページを立ち上げたり、書店の一棚店主になったり、文学フリマに参加したり、小説が映画化された場合のサウンドトラックやキャスト表を作ったり、トークショーに参加したりと、自費出版本に絡む様々な活動を楽しんでいる人がいるという事実を多くの人に知ってもらえれば、自費出版をやってみたいと思う人がもっと増えるのではないかという事を、先日行われた日本自費出版ネットワークの総会でお話したところ、多くの皆さんに興味を持って頂きました。ということで、同法人会員である宮川和久さんにも文学フリマに同席頂き、二人で来場者にPR致しました。

5月13日に岐阜のホテルで行われた日本自費出版ネットワークの懇親会

二次会に向かう途中の夜の柳ケ瀬。閑古鳥が鳴(泣)いていました。
さて、果たして小説や写真集は売れたのでしょうか? はい、全部で6冊売れました。
たくさん売れるに越したことはないのでしょうが、それよりも、当ブースに立ち寄られた方々と様々なお話が出来たことが、今回の出店の大きな成果だと思っています。・・・負け惜しみは、その日のダービーだけにしておきます。
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