PASSAGE棚主デビュー(30)

更新日:5月31日


 前回、ご紹介したPASSAGE、遂に棚主としてデビュー致しました。置かせて頂いたのは、私の小説の他に、盟友である金武武さんの写真集二冊と石月正広さんの小説二冊。金武さんについては、このホームページでも何度かご紹介していますが、改めて、ネットの写真だけではなく、色鮮やかな花火写真がプリントされた本を実際手に取って、その美しさを堪能して頂ければと思います。

 石月さんは知る人ぞ知る孤高の作家で、趣味を通じて知り合いになったのですが、その小説のジャンルは、江戸時代を中心とした時代小説、近代社会の闇を照らし出した社会小説、そして、手を触れれば火傷するような熱い競馬小説など、幅広い世界を描いて来られた経歴を持つ方です。私などの素人にはとても書けない文章は、大変勉強になります。例えば、今読んでいる講談社文庫の「渡世人」から引用してみましょう。


 紅の夕焼けに紫色の雲。

 暮れなずむ群青の空。

 頭上三尺ばかりのところで、無数の揺蚊(ゆすりか)が灰神楽のように舞っていた。


 まず、灰神楽という言葉を知りませんでしたが、調べてみると、実に味わい深い言葉であり、こういう言葉を縦横無尽に使い、情景の陰影をよりくっきりと浮かび上がらせ、文章を読む楽しさをじっくりと味わうことができるのが石月さんの小説の特徴です。石月さんの書かれた小説は以下のネットを見て頂くとたくさんありますが、

「石月正広」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

その中から厳選して、「神が自殺をえらぶとき」と「月光(がっこう)仮面は誰でしょう」の二作を展示させて頂きました。普通の書店ではなかなか手に入らない貴重な本なので、是非とも手に取ってご購入 頂ければと思います。

 さて、そうそうたる棚主が軒を連ねる中(ちなみに私の棚は島田雅彦さんの棚の二つ下です)、我々の本は果たして売れるのでしょうか? また、動きがありましたら、ご報告させて頂きます。 


注:PASSAGEでの支払いは、クレジットカード、交通系ICカード、iD、QUICPayとなっていて、現金でのお支払いはできないこと、ご容赦ください。

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