感想文19
希望と、追憶と、ひとつの小説。 小説を読まなくなって久しいのですが、今回の「人生の花火」は久々に興味をもって読んだ小説です。 花火や写真?という印象を持ちながら、読み進みましたが、青春譚として充分楽しめる物語になっていました。読んでいるうちにエピソードの多彩な展開についつ...
小説『人生の花火』との対話
誰でも人生に一度、大きな花火を打ち上げる権利がある。
本書は冨部久志が打ち上げた大輪の花火である。
つかのま、夜空を華やかに焦がし消えていく「花火」。
そのせつなさの「美」に魅せられた写真家が福田 武だ。
現在は金武 武と名乗る、日本の花火写真家の第一人者である。
彼に惚れ抜いた冨部 久志が、福田の半生を小説にした。
人と人が結び合うことの強さが、みごとに「作品」となった。
岡崎 武志(書評家)
【NEW】 小説『人生の花火』は著者よりも購入できます。なお、購入者には
期間限定で金武 武さんの花火写真のハガキをプレゼントしていますので、
ご希望の方は、一番下のメールアドレスにてお問合せ下さい。 - 人生の花火との対話
一年中、日本全国のどこかで行われている花火大会に出向き、精力的に写真を撮り続けている、花火写真家の金武 武(かねたけ・たけし)さん。その色鮮やかな花火写真の裏には、壮絶とも言える人生の軌跡があった。そして、軌跡がやがて奇蹟へと変貌していく・・・。
今から約20年前、金武さんのインタビュー・テープを書き起こす機会がありました。その中で半分以上、語られていたのは自身の生い立ち。それは驚愕すべき内容でした。続いて、愛情に満ち溢れた口調で、花火に対する熱い想いと、写真術を話されました。それを聞いて、私は是非とも一度、この人にお会いしたいと思いました。ーー花火は私の頭の中で見事に炸裂したのです。
そうしてお会いできた時、金武さんの事を小説に書きたいと直接願い出ました。金武さんは、自分にそんな価値があるのかと遠慮されながらも、最後には快諾して頂きました。
それから十年以上の間、何度もお話を伺いました。物心付いた頃から喘息に悩み、さらには皮膚など体のあちこちに広がっていく極度のアレルギー体質とずっと闘ってきた人生。その中で、友情や恋を育み、また、様々な仕事を通じて多様な人と交わりながら、花火と共に人間として成長していった金武さん。その軌跡を土台にして、人々と花火への溢れる愛に満ちた男の半生を約400ページの小説(セミフィクション)として完成させました。
*金武 武さんのホームページ
https://k-takeshi.hp.gogo.jp/pc/index.html
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