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感想文26

 ことのほか厳しい暑さが続いている八月も、もうすぐ終わろうとしています。

 過日は長編小説『人生の花火』をお贈り頂きまして、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。とても読み応えがあり、私も悠二達の過ごした頃に引き込まれて行き、そこかしこに冨部さんの執筆への熱い想いが伝わってきて感動いたしました。

 私たちの人生・社会も決して順調に、思い通りになるものではありません。背負い切れない艱難が沢山あることと思います。この本を通して、主人公の葉山悠二の生き方が、多くの方々の人生に夢と力を与え、目指そうとするものへ少しでも前進して行けることをお祈りいたします。

 モーレツな残暑はまだまだ続くのでしょうか。どうぞご自愛されながら、ますますのご活躍をされることを願っております。(主人へも報告しました。きっと喜んでいることと思います)


P.S. 花火の写真は、こんなにもきれいで美しいものだと初めて思いました。

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『 人生の花火 』読み終えました。ひさびさの一気読みです。 冨部久志さんの文章がなにより素晴らしい。読ませる! 金武 武さんをモデルとした主人公の「現代的」生き方に最終的に共感し、著者である冨部さんの取材力と真摯な執筆態度にもエールを送りたいです。 青春を描いた本として読みつがれることを期待してます。装幀もいいです。各所にあしらわれた花火の写真も素晴らしい。 PASSAGEbi

花火写真家の金武武さんをモデルにした小説。 あくまでもモデルで自伝ではない。あとがきにも書かれているが、金武さんだけではなく作者である冨部さんの経験も織り込まれているらしい。 描かれている人生はまさに波乱であるように感じる。 喘息で闘病した幼少期。療養所での出会いと別れ。大人達に夢を否定され違う職につくも長続きせず退職。そして結婚式場のカメラマン見習いになったり。 しかし学生時代に見た花火の感動を

貴重な著書を読ませていただきありがとうございました。 感想が遅くなってすいません。一度読ませていただいてから何度か読み返しをさせていただいていました。主人公が私と年齢が近いこともあり、共感するところもありました。 もっとも印象に残ったのは、喘息の発作の苦しさを表現した部分で、「長い夜」の発作を起こした時の様子や「森の中の学び舎」(その三)で、悠二が岡沢の発作の苦しみを想起している部分でした。これを

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