広州展示会の入場証。QRコードを読み取り、さらにパスポートで顔認証して入場。
五年ぶりに中国、そして八年ぶりに広州を訪れました。その間、コロナを含め様々なことがあって、米中、そして日中の関係は決して良い方向には進んでいませんが、街を眺めると、髪を染めたり、鼻や耳にピアスを付けたり、ネイルでお洒落をしている若い男女を目にするようになり、日本にいるのと余り違和感がありません。服装やそういった外観だけでなく、音楽や映画や文学などの文化の面で、若者が自由に語り合って、理解し合えるようになればと願わずにはいられませんが、こと政治に関しては、様々な難題が待ち受けていて、溜息しか出てきません。
で、商売の話。今回の訪問は、広州のデザインウィークという展示会に日本木材輸出協会のブースを借りての出展をするためでした。もちろん出展者のメインは中国企業ですが、欧米の各国企業も参加していて、ビッグサイトの数倍もある展示会場に人が溢れていました。私の会社のブースも次から次へと人が訪れ、慌ただしい時間を過ごしました。
会場内の様子。通路も広くてゆったりしていますが、それでも頻繁に人とぶつかりました。
ヨーロッパの松を売る会社の巨大なブース。
日本木材輸出協会のブース。
歩き疲れたのか、当社の展示物の下で子供が時々横になっていました。
夜は2009年に品物を収めたTai Koo Huiというショッピングモールを再訪。幸か不幸か剥がれなどの不具合は見当たらず、落ち着いた色に焼けた木目柄が、自然な安らぎを醸し出していました。中国では来年もまた大きな音楽ホールの引き合いもあり、決して景気は良くないようですが、中国市場からは目が離せない状況です。
樹種はチェリー。三階に渡って貼られています。
虹色に輝く広州タワー。
高層ビルが立ち並ぶ広州市の中心街。
最後の夜は、ずっと脂っこい中国料理ばかり食べていたので、日本食にしました。ホテルの近くの日本料理店の名前は何と京都府。京都出身ですと言って、親睦を深めようとしましたが、店主は日本に行ったことがなく、独学で日本料理を学んだとのこと。刺身など味はまあまあでしたが、驚いたのはドリアンをのせた鮨。試しに注文してみましたが、意外と海老との相性が良く、おいしく頂きました。
命名の由来を聞き忘れました。
ドリアン寿司。程よい甘みがあり、ふくよかな味わいです。
ところで、久しく途絶えていた小説の感想文ですが、約八か月ぶりに更新することができました。大変うれしい内容です。下記をクリックして、ぜひご覧になってください。
それでは、少々早いですが、皆さん、よいお年をお迎えください。
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