JACARANDA社創業50周年(76)
- Hisashi Tomibe

- 12 分前
- 読了時間: 3分

昨年は勤務先の北三(株)が創業100周年を迎えたが、古希となった今年は子会社の米国JACARANDA社が創業50周年を迎えた。節目が重なるときは重なるものである。50年のうち、40年間働いたこの会社の記念パーティーに参加するため、先週、ニューヨークに赴いた。
初めてニューヨークを訪れた時には、様々な人種の坩堝であること、金持ちや路上生活者が入り乱れていること、高層ビルの立ち並ぶ姿、タイムズスクエアや五番街などの華やかな外観などに目を見張ったが、その後何回も訪れたため、いつしかそれらの光景も見慣れてしまった。しかし、目を凝らしてよく見ると、まだまだはっとするようなものに出くわすこともある。


さて、パーティーの場所はハーバードクラブ。ハーバード大学の卒業生が使える学生会館のようなものだが、JACARANDA社社長のトム・メアリ夫妻の自慢の長男が卒業している。そして、同社の客が集まるBDNYという内装材料の展示会がニューヨークで行われる日付に合わせてパーティーは行われた。

18時に会場に赴くと、既に多くの人がワイングラスやカクテルグラスを手にしながら、大声で歓談している。そんな中、トムがナイフを手に持って、ワイングラスを何回か叩くと、一同静かになった。開催のスピーチの始まりである。

まずはスライドで父である創業者のダニエルさんと共同出資者である当社の尾山登さんなどの写真が流れる。ダニエルさんには仕事だけでなく、余暇にヨットに乗せてもらうなど大変お世話になった。

当時の従業員や当社の関係者の写真も流れていく。仕事中に寝ているような私の写真もあり、失笑を買った。懐かしさの洪水である。

そのあと、当社で用意したお祝いのビデオが流れる。冒頭、作業員が丸太を切ったら、木口に「JACARANDA 5◎(年輪)YEARS」という文字が現れて皆さんに大受け。その後も凝った映像がお祝いの言葉と共に流れ、満足して頂けた。ちなみに、監督は現社長の尾山信一氏の息子である尾山信太郎さん。クリスと共に次世代を築いていかなければならない存在である。

私はというと、日本から持ってきた「梵」の純米大吟醸酒のボトルを手に、ワイングラスを3つほど手にして、50人ほどの参加者に次々と注いでいった。少々甘いかなと思ったが、飲みやすいと大評判。あっという間に3本が空になった。数十年振りに再会した客もいて、思わずハグをする場面も。記憶に残る大変素晴らしいパーティーとなった。



コメント